芋ほり園児と常識の決壊

http://d.hatena.ne.jp/Dr-Seton/20081016/1224147448
http://d.hatena.ne.jp/KoshianX/20081016/1224141158
とかのコメント欄がたのしげだった。


元ネタはなんか高速道路反対の手段がアレっていう程度で何でか盛り上がってるようなんだが、盛り上がり方が結構不思議というか。


まず
「法に有ろうが無かろうが基本的には何をやっても良いのであって、法にさえ従っていれば良いとか、法が規範なんだみたいな考え方は異常」
という意見が素直に通ってない。ここで既に考え方が違ってる人が居る。おもしろい。行政に抗議し意見を通す方法、みたいな話は出ない。

でもって、
「だがしかし、殺人から始まって園児を使った政治活動みたいなことまでこまごまと、道徳的な何かに反する行いはすべきではない」
という意見がまた理解されてないところもある。わーお

あとはお決まりの、表層部分の批判は簡単だけど行政による開発に伴う問題解決手法がプアなんだけどいい方法ないのかな的意見が見当たらんとか、情報が足りないことは把握しているが歴史的経緯と制度構造的やり方のまずさまでは手を出すつもりは無いとか、よくわからんがひとまず目に付いたNG発言を叩いとこうみたいなのが多いみたい。


で、ちょっとこれは妙な方向へ意識形成されていってるというか、道徳の単純化がなされてしまっているというか・・・。善悪基準がもっと表層的な手段の一部に侵食されておかしくなってきている。やっていいこと悪いことに法関係ないよ?

あと、「何でも反対すればいい」を卒業したので在学中の人を叩いてるものの、ではいかにしてより良い仕組みを考えていくか、みたいな部分ではまったく手が出ない人が相当数存在しているのではないか。行政は敵じゃないし部下でもない、きっと上司程度のもの。進言すればいいんだよ。行政側もなんぞ情報出してみんなで考えてくださいみたいにすれば多少は役に立つ意見も出るかもしれんわなー。ここでマスコミ仲介させて編集してもらう必要ないし。