匿名と実名

http://d.hatena.ne.jp/hituzinosanpo/20080826/1219680995
から例によって関係ない話。


「あらゆるnetをすべて実名で!」という主張に対しては有効すぎる反論があるので却下でOKとして、
「あらゆるnetをすべて匿名で!」に対しては、dnshttpsな観点からも厳しいものがあるわけで、
現状と同じく折衷案であるところの、
「必要に応じて実名や匿名で!」に落ち着く以外に答えがないところまでは前提があるとして、
「何を実名で、何を匿名にすべきか」の文化的ガイドラインについては、議論すると価値があるかもしれない。


「絶対に匿名が担保される場所」「同実名が担保される場所」はまず作ればいい。使いわければいいんだし。
話題としては
「技術的に実名担保する認証システムをnetに広く導入すべきか」
「犯罪予告など書き込み内容に応じて何者かが実名暴露する権限を有するべきか」
とかはおもしろそう。
実際には完全に匿名な発言が可能な場所って広く知られないので実質存在してない気がするし、実名を担保するシステムもほぼ存在してないというわけで、よほど需要が生じない限り現状維持じゃないの、というつまんない予測をスルーして面白い文化ができてくるとそれはそれで良いことじゃないかと。


このあいまいで不安定で不定形な現状こそがnetの粋ってやつじゃないかね、
とか達観する人が出てきたりとか。